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先月は、寝違いがしばらく治りませんという患者様がお二人いらしゃいました。

単純な寝違いなら、数週間とか１ヶ月といった期間痛みが続くことはあまりないので、このような場合は原因が多岐にわたっている可能性があります。

今回の患者様に関しては、お二人とも片側の股関節の動きが硬く、その影響が改善を妨げているようでした。

何度かここでも紹介しましたが、股関節の異常は少なくない方が持っているようです。

動きに多少の左右差があるくらいのものから、レントゲンなどで形状が違ってしまっていると言われるようなものまで様々です。

そしてこの、左右差が離れた部位の痛みやこりの改善を妨げていることもしばしばあります。

私は股関節の専門家ではありませんが、日々の臨床の中で気付く範囲でも目につくことが多いです。

首にしても肩にしても、なかなか症状に変化が見られないときには、視点を変えて治療をすることが出来ることもありますので、あきらめずに改善を試みて下さい。

ちなみに、お二人の患者様の内一人は３～４回の治療で痛みが引き、もうお一人は、結局寝違えというよりは頸椎が原因の神経痛であったようで現在も治療中で、改善に向かっています。