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先日は子宮筋腫のお話をしましたが、婦人科と腰痛症は関連が強いことは多くの女性の方がご経験していることだと思います。

筋腫や内膜症といったはっきりした病態があればもちろんですが、器質的な疾患がない方でも婦人科に関連するのではないかという慢性の腰痛に遭遇することは多々あります。

このようなときは、ご本人は生理に関連した症状くらいしか自覚はないのですが、それ以外の時期にも婦人科の治療に特異的な効果のあるツボ(三陰交やジリョウ等）に反応があったり、灸をすることでいつもより腰の調子が良く感じたりするようです。

普段の臨床から推測すると、女性の慢性腰痛の何割かには婦人科由来のものが含まれていると思います。
いわゆる、腰の治療をしてもなかなかすっきりしない方はこのような視点からの治療をお考えいただいてもいいのではないでしょうか。