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転倒後、特に高齢者の方の転倒後の危険性については以前もこのブログにあげたことがありました。

今回は、改めて転倒後は注意が必要だと認識させられることがありました。

来院された方は、以前も腰痛で受診いただいた方で、今回転倒打撲後、整形外科でのレントゲン検査を経て骨には異常なしとの診断を受けたものの、1か月以上たっても痛みが引いてこないので来院されました。

初診時は体位を変えるのにも痛みを伴っていましたが、4回目の治療くらいから寝返りも打てるようになってきてその後は起床時などに痛みを感じるものの、日常生活はだいぶ普通に行えるようになりました。

転倒後の痛みは、或る程度の時間がかかるという認識があったのでその後も治療を継続しましたが、特に起床時などに、腰と背中の間辺りから腰の上の方の外側にかけて重苦しい痛みを感じるという訴えが続いていました。

この時点では、その辺りの背骨が少し後ろ側に変形しているのでその影響かとも考えていたのですが、その後は治療後は軽くなるが、また起床時には痛みを感じるということが繰り返され、再検査を進めようか思案していたところ、患者さんが「ＭＲＩ検査に行ったところ圧迫骨折がありました」と報告してくれました。

以前に、接骨院に勤務していた時にも似たような経過を見たことがあったのでもう少し早く気付けていればと思った今回の事例でした。